戦闘民族だったマオリ族の儀式の踊り<ハカ>などは
ラグビーのオールブラックスが開始前に披露するのは有名ッス。
めっちゃかっこいいよね。
ニュージーランドの大自然、伝統文化、ハカなど
所詮、観光ガイドに掲載されている内容でしか知識になかった。
映画では「クジラの島の少女」を観ましたっけ。
伝統文化を重んじるじいちゃんと孫である少女の人間ドラマはGOODでした。
動画サイトで発見した「Once Were Warriors」。
・・・正直、現実を見せつけられた気分になってショックだった。
マオリ族の家庭環境や貧困問題を描いているが
アル中で飲んでばかりの夫←ちょっとレイ・セフォーに似ている
その時の奥さんに対する暴力が激しすぎる。
男同士のケンカと同じ・・・それ以上にフルボッコにするアル中亭主。
さすがに酷い・・・。
でも以前に観たゲイリー・オールドマン監督作品の「ニル・バイ・マウス」も
アル中の暴力シーンが酷かったなぁ。
飲んでいないときはいい夫だけれども
毎晩のように酒場で飲んだくれて、そのまま自宅で仲間達と飲んだくれている生活の中で
フルボッコにされながらも逃げずに真っ向から立ち向かう奥さんに
マオリの<真の強さ>を感じました。
息子は家をでてギャングに入団。
入団儀式として全員からフルボッコの洗礼を受けての入団となる。
この儀式は映画「カラーズ」でもありましたっけ。
儀式を終えてマオリの部族タトゥーを刻む息子。
・・・このデザインがすっげぇカッコイイす♪
次男も問題を起こして施設に入るが、そこで<ハカ>を学ぶようになる。
少しだけ<ハカ>が披露される。
・・・この<ハカ>がすっげぇカッコイイす♪
全く救いのないような貧困層のマオリ族の生活を描いているけれど
同時にどんな状況下においても、
戦闘民族マオリ族ゆえの<真の強さ>を見せてくれた
素晴らしいヒューマンドラマだと思う。
良い刺激受けましたっ!
ずいぶん昔のCMの影響だろうけど、
普段は穏やかなマオリの人たちでも
神聖な儀式をああいう形で表現された事に不快感を抱いたらしいよ。
これがイスラム教だったら血を見たかもしれないね。
少数民族のマオリ族だからいいだろうという判断は大人のずるさかもしれないなぁ。